WSL2(Windows Subsystem for Linux 2)のインストール手順

Ranorexの年間ライセンスにおいて、セルフホスト認証ライセンスを利用するためには、ライセンスを管理するためのツール(Ranorex Subscription License Manager)をインストールする必要があります。また、Ranorex Subscription License Managerのソフトウェア要件として、WSL2(Windows Subsystem for Linux 2)が必要となります。
本記事にて、WSL2のインストール手順をまとめましたのでご参照ください。

目次

  • マシンが外部ネットワークに接続可能な場合
  • マシンが外部ネットワークに接続できない場合

※本作業には、管理者権限が必要となります。
※以下の内容については、2026/3/31 時点での情報を掲載しております。時期によりURLや画面レイアウトなどが変更されている可能性がございます。
※本手順は、Windows 11 Pro 24H2 を使用し、説明をおこなっております。Windows Server など、OSによっては画面レイアウトなどが異なる場合がございます。

マシンが外部ネットワークに接続可能な場合

本手順は、Microsoftの公式ページの情報を基に作成しています。

作業手順:

1. Ranorex Subscription License Manager をインストールするマシン環境にログインします。

2. Windows PowerShell を管理者権限で起動します。

3. 起動したWindows PowerShell にて、以下のコマンドを実行し、WSL2をインストールします。

wsl --install

コマンド実行結果:

PS C:\WINDOWS\system32> wsl --install
インストール中: 仮想マシン プラットフォーム
仮想マシン プラットフォーム はインストールされました。
インストール中: Linux 用 Windws サブシステム
Linux 用 Windws サブシステム はインストールされました。
ダウンロード中: WSL カーネル
インストール中: WSL カーネル
WSL カーネル はインストールされました。
インストール中: Ubuntu
Ubuntu はインストールされました。
要求された操作は正常に終了しました。変更を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

インストール後、Ubuntu が起動され、アカウント名とパスワードの設定を求められますので入力します。(※アカウント名、パスワードは任意です)

ダウンロードしています: Ubuntu
インストールしています: Ubuntu
ディストリビューションが正常にインストールされました。'wsl.exe -d Ubuntu' を使用して起動できます
Ubuntu を起動しています...
Provisioning the new WSL instance Ubuntu
This might take a while...
Create a default Unix user account: {アカウント名}
New password:{パスワード}
Retype new password:{パスワードの再登録}
passwd: password updated successfully
To run a command as administrator (user "root"), use "sudo <command>".
See "man sudo_root" for details.

※WSL2 のインストール後、Linux ディストリビューション(Ubuntu)のインストールもおこなわれますが、Ranorex Subscription License Manager では、Linux ディストリビューション(Ubuntu)は使用しません。

4. マシンを再起動します。

5. 再度、起動したWindows PowerShell にて、以下のコマンドを実行し、WSL2 のバージョンを確認します。
インストールしたWSL のバージョンが、v2.x以上であることを確認します。(※現時点(2026/3/31)では、v2.6.3.0 がインストールされます)

wsl --version

コマンド実行結果:

PS C:\WINDOWS\system32> wsl --version
WSL バージョン: 2.6.3.0
カーネル バージョン: 6.6.87.2-1
WSLg バージョン: 1.0.71
MSRDC バージョン: 1.2.6353
Direct3D バージョン: 1.611.1-81528511
DXCore バージョン: 10.0.26100.1-240331-1435.ge-release
Windows バージョン: 10.0.26100.8037

6. 以下のコマンドを実行し、不要なLinux ディストリビューション(Ubuntu)を削除します。

1)以下のコマンドを実行し、Linux ディストリビューション(Ubuntu)が存在することを確認します。

wsl --list

コマンド実行結果:

PS C:\WINDOWS\system32> wsl --list
Linux 用 Windows サブシステム ディストリビューション:
Ubuntu (既定値)

2)以下のコマンドを実行し、Ubuntu を削除します。

wsl --unregister Ubuntu

コマンド実行結果:

PS C:\WINDOWS\system32> wsl --unregister Ubuntu
登録解除。
この操作を正しく終了しました。

3)以下のコマンドを実行し、Ubuntu が削除されたことを確認します。

wsl --list

コマンド実行結果:

PS C:\WINDOWS\system32> wsl --list
Linux 用 Windows サブシステムにインストールされているディストリビューションはありません。
この問題を解決するには、以下の手順に従ってディストリビューションをインストールしてください:

'wsl.exe --list --online' を使用して利用可能な配布を一覧表示する
および 'wsl.exe --install <Distro>' を使用してインストールしてください。

マシンが外部ネットワークに接続できない場合

本手順は、Microsoftの公式ページの情報を基に作成しています。

作業手順:

1. Ranorex Subscription License Manager をインストールするマシン環境にログインします。

2. Windows のコントロールパネルを開き、[プログラム] – [プログラムと機能] の順に選択します。

3. 表示される プログラムと機能 画面にて、[Windows機能の有効化または無効化] を選択します。

4. 表示される Windows機能の有効化または無効化 画面にて、以下の機能を有効にします。

  • Linux 用 Windows サブシステム
  • 仮想マシン プラットフォーム

5. 外部ネットワークに接続できるマシンにて、以下のダウンロード先からWSL2のインストールモジュールの最新バージョン(wsl.2.6.3.0.x64.msi)をダウンロードし、Ranorex Subscription License Manager をインストールするマシン環境に置きます。
※現時点(2026/3/31)での最新バージョンは、v2.6.3.0 になります。

ダウンロード先:https://github.com/microsoft/WSL/releases

※Windows 11 Pro 24H2 で本作業をおこなった場合、Microsoftの公式ページ(手順 4 – Linux カーネル更新プログラム パッケージをダウンロードする)で指定されているダウンロード先から取得したインストールモジュール(wsl_update_x64.msi)を使用し、インストールをおこなうと以下のエラーが発生することを確認しています。(Windows 11 Pro 25H2 でも同様の問題を確認しています)
エラー情報:https://github.com/MicrosoftDocs/WSL/issues/2091

6. Ranorex Subscription License Manager をインストールするマシン環境に戻り、手順5でダウンロードしたインストールモジュール(wsl.2.6.3.0.x64.msi)を起動後、インストール画面に従い、インストールをおこないます。(※特別な設定などはありません

7. Windows PowerShell を管理者権限で起動します。

8. 起動したWindows PowerShell にて、以下のコマンドを実行し、WSL2のバージョンを確認します。
WSL のバージョンが、インストールした WSL2 のバージョン(v2.6.3.0)になっていることを確認します。

wsl --version

コマンド実行結果:

PS C:\WINDOWS\system32> wsl --version
WSL バージョン: 2.6.3.0
カーネル バージョン: 6.6.87.2-1
WSLg バージョン: 1.0.71
MSRDC バージョン: 1.2.6353
Direct3D バージョン: 1.611.1-81528511
DXCore バージョン: 10.0.26100.1-240331-1435.ge-release
Windows バージョン: 10.0.26100.8037

Appendix:Ranorex Subscription License Manager のインストール後

PS C:\WINDOWS\system32> wsl --list
Linux 用 Windows サブシステム ディストリビューション:
RanorexSubscriptionLicenseManager (既定値)

別紙、RanorexSubscriptionLicenseManager のセットアップガイド(Ranorex_Install&Setup_SubScription_v12.7.pdf)に従い、RanorexSubscriptionLicenseManager をインストールをおこなった後、以下のコマンドにてディストリビューションの一覧を確認すると、RanorexSubscriptionLicenseManager が実行されていることが確認できます。

wsl --list --verbose

コマンド実行結果:

PS C:\WINDOWS\system32> wsl --list --verbose
  NAME                                 STATE           VERSION
* RanorexSubscriptionLicenseManager    Running         2