インストール
古いバージョンのRanorexが入ったマシンに、新しいバージョンのRanorexをインストールした場合は、古いバージョンのRanorexが自動的に削除された後、新しいバージョンのRanorexがインストールされます。
また、新しいバージョンのRanorexが入ったマシンに古いバージョンのRanorexをインストールした場合、インストールウィザード起動時に、インストールできない旨のメッセージが表示され、インストールすることができません。
この場合、新しいバージョンのRanorexを手動でアンインストール後、新しいバージョンのRanorexをインストールしてください。
“Microsoft Visual C++”ランタイムに依存する他のアプリケーションを使用していることが考えられます。他のアプリケーションをすべて終了してから、再度、Ranorexをインストールしてください。
インストールログに出力されるエラー
- Process exited with code 1603
- Status of package ‘Visual C++ Runtime Libraries (x64)’ after install is ‘InstallFailed’
- Status of package ‘Visual C++ Runtime Libraries (x86)’ after install is ‘InstallNeeded’
はい、可能です。
詳細については、Ranorexユーザガイドにあります、「Ranorexのサイレントインストール」を参照ください。
本現象は、対象のマシン内にVC++2015が既にインストールされている場合に発生し、VC++2017は、VC++2015とほとんどの部分においてバイナリ互換性があることから、代わりにVC++2015が使用されてしまい、VC++2017のインストールが行われません。
そのため、Ranorex自体もおおよそ問題なく動作いたしますが、VC++2015と2017は、完全な互換ではございませんので、VC++2017をインストールすることを推奨しております。
参考ページ
https://docs.microsoft.com/ja-jp/cpp/porting/binary-compat-2015-2017?view=vs-2017
VC++2017にアップグレードする際のRanorex社からの奨励手順は以下となります。
- Ranorex Studioをアンインストールします。
- Visual Studio C++2017をアンインストールします。
- マシンを再起動します。
- Ranorexのインストールモジュールから、Ranorexを再インストールします。
上記手順により、Ranorexと合わせてVC++2017がインストールすることができます。
評価ライセンスの有効期限が切れていない場合は、Ranorexを再インストールしても有効となります。
ただし、有効期限はリセットされないため、以前の利用日数がそのまま継続されます。
また、有効期限が切れているマシンに対して、Ranorexを再インストールしても有効期限切れの状態となります。
その他
Ranorex のパッケージ管理が Nuget v3 に対応していないために発生します。
Nuget v2 を使用するように設定を行う必要があります。
- Ranorex Studioにて「ツール」メニューから、「オプション」-「パッケージ管理」-「パッケージソース]を開きます。
- Nuget v3 (https://api.nuget.org/v3/) の設定を削除または、チェックボックスを無効にします。
- 以下のように、Nuget v2 の設定を入力し、「追加」ボタンをクリックします。
名前:nuget.org
ソース:https://www.nuget.org/api/v2/ - 追加された設定(nuget.org)のチェックボックスが有効になっていることを確認します。
※ Visual Studioがインストールされていると、Nuget v3が設定される場合があります。
原因として、Windowsのディスプレイの設定にて、DPIの設定を100%以外に指定していることが考えられます。
Ranorexは、DPIの設定が100%のみ対応しています。
以下の手順で設定を行ってください。(※Windows 10の場合)
- Windowsのデスクトップ上で、右クリックメニューから「ディスプレイ」を選択します。
- 表示された設定画面にて、”テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する”のシークバーをスライドさせ、100%に設定します。
- マシンを再起動します。
はい、可能です。
Ranorex Agent単体では利用できませんが、Ranorex本体の評価版をインストールすることにより、Ranorex Agentもこの評価ライセンスを利用し動作することができます。
Ranorex は、Mac OS にはサポートしていません。Web テストの場合は、Selenium WebDriver を使用することで、Mac PC 上でテストを実行できます。
WebDriver との連携については以下のブログ記事をご参照ください。
https://ranorex.techmatrix.jp/blog/2018/03/09/selenium-webdriver-integration/
基本的には、日本語版 Ranorex がリリースされた時点でリリース済みのテクノロジーやOSのバージョンにサポートしています。
各オブジェクトの認識が可能であれば、Ranorex でテストができますので、ご確認ください。
こちらに記載の手順で、Ranorex Studioをバージョンアップすることができます。
新バージョンのインストールモジュールは、保守サポートにご加入のユーザー様に弊社からご案内いたします。