ソースコードを使用したテスト作成 / ユーザーコードコレクション
Ranorexでソースコードを使用する方法の1つとして、ユーザーコードコレクションがあります。 ユーザーコードコレクション は、専用のソースファイルにコーディングをおこないます。また以下の特徴があります。
- 作成したソースファイル(メソッド)は、User codeアクションを使用することで、他のアクションのようにアクションテーブルにてソースコードを呼び出して実行できます。
- どのレコーディングモジュールからでも、ソースコードを呼び出すことができます。
ユーザーコードコレクションによるコーディング方法
① Ranorex Studioのプロジェクトビューにて、プロジェクトを右クリックし、ショートカットメニューから、追加 – ファイルを選択します。
② 表示された新しいファイルの追加画面にて、Ranorex – User code collectionを選択し、ファイル名(任意)を指定後、作成ボタンをクリックします。
③ プロジェクトビューにユーザーコードコレクションのソースファイルが追加され、ソースファイルの内容が表示されます。
④ ソースファイルに定義されたクラス内で右クリックをおこない、ショートカットメニューから新しいメソッドの追加を選択します。(下図では、コメントの後に空行を追加し、空行の上で右クリックをおこなっています)
⑤ 表示されるユーザーコードメソッドの追加画面にて、メソッド名(任意)を入力し、OKボタンをクリックします。
⑥ クラス内にメソッドが追加され、 そのメソッド内にコーディングをおこないます。
※Ranorex ユーザーガイド(コードサンプル)にて、幾つかのサンプルコードによる解説が載っています。
※Ranorexが提供するAPIについては、Ranorex Studioのヘルプメニューある、API ドキュメントで参照できます。
⑦ レコーディングモジュール内で、User codeアクションを使用することにより、 作成したメソッドを呼び出すことが可能です。レコーディングモジュールの新しいアクションの追加のプルダウンメニューから、ユーザーコード(User code)‐ライブラリから選択を選択します。
ライブラリから選択にて、作成したメソッド名が表示されます。使用したいメソッドを選択後、選択項目を追加ボタンをクリックすることで、User codeアクションとしてアクションテーブルに追加できます。
※ユーザーコードと同様に、 ソースコード内のメソッドにsummaryタグを使用することで、ライブラリから選択の説明欄にメソッドの説明を表示できます。
まとめ
ユーザーコードコレクションは、どのレコーディングモジュールからでも使用できる汎用的なソースコードを記述したい場合に役立ちます。 また、作成されたユーザーコードコレクションを使用する人は、プログラムの知識を必要とせず、Ranorexが提供するアクションと同様に使用できます。