Ranorex 7.0を使うべき7つの理由

Ranorex 7 日本語版は、2017年内のリリースを予定しています。

このたび、Ranorex 7.0がリリースされました。このメジャー アップデートでは、ほかに類を見ないSelenium WebDriverとの統合機能、よりすっきりとしたテストスイートの構造、JUnit互換レポート、強化されたWPFプラグインなどが導入されました。このリリースは、自社にどんなメリットがあるのだろうとお考えでしょうか?次のとおり、間違いなくRanorex 7.0を使用すべき7つの理由があります。

1.Ranorex StudioとSelenium WebDriverの統合

Selenium WebDriverは、ブラウザーの操作を自動化する、プラットフォームに依存しないオープンソースのテスト自動化フレームワークであり、ほとんどの開発環境と統合できます。

自動化において多くのメリットがあるため、ここ数年で大きなユーザーベースを獲得しています。W3Cの勧告候補であるSeleniumは、急速にWebテスト自動化の標準フレームワークとなりつつあります。

Webテストの将来にとってのSeleniumの重要性を認識するRanorex社は、Ranorex 7.0から、強力なRanorexツールを使用してSelenium WebDriverにアクセスできるようになったことをご報告できるのを誇りに思います。他のテスト自動化ツールは、既存のSeleniumテストをトリガーするだけですが、Ranorexはより深い統合を提供し、Selenium WebDriverをRanorex Core APIの一部にします。

2.強力なRanorexツールを使用してSeleniumにアクセスする機能

Seleniumでテストを自動化するには時間がかかり、プログラミングのスキルが必要です。時間を費やしてオートメーション フレームワークの設定を完了したとしても、オブジェクト マッピングやタイムアウト処理などの問題に対処するのには、依然として困難がつきまといます。

RanorexはプラグインレベルでSelenium WebDriverを直接統合するため、強力なRanorexツールを使用してSelenium WebDriverにアクセスできます。メリット? それは以下のとおりです。

  • Ranorexのスクリプト不要のツールまたはコードベースのツールを使用してWebテストを作成できる
  • 動的なUI要素の操作を簡単に自動化し、同期の問題を処理できる
  • 単一のテストスイート内でデータ駆動型テスト、パラメータ化、レポート処理を行える
  • Selenium WebDriverエンドポイントでRanorexテストを実行できる

3.すべての主要なプラットフォームおよびブラウザーでのプラグインフリーWebテスト

Seleniumは、ほかに類を見ない幅広いプラットフォームとブラウザをサポートすることで有名です。Ranorex 7.0にアップグレードすると、Chrome、Firefox、Internet Explorer、Edge、Safari、Microsoft Windows、macOS、Linuxなど、すべてのSelenium対応ブラウザーとオペレーティングシステムでRanorexテストを実行することができます。

サポート対象ブラウザー

4.よりすっきりとしたテストスイート構造

複雑なテストシナリオは、構成が難しい場合があります。テストスイートの構造を見直し、よりシンプルで理解しやすくなるようにしました。スマートフォルダーは従来のフォルダーに代わるもので、もともとのグループ化の機能に加えて、さまざまな新しい機能を持っています。そのため、テストケースをネストする必要がなく、簡単にデータソースをバインドして繰り返し処理を設定できるようになりました。既存のRanorexソリューションをアップグレードしたいと思われるかもしれません。方法については、Blog記事(英語版)にある「改善されたテストスイート階層」をお読みください。

5.JUnit互換レポート

テストスイート構造が改良されたことにより、Ranorex StudioのレポートはJUnitと互換性を持つようになりました。テストの実行とレポートを継続的インテグレーション システムやALMツールに簡単に統合できます。JUnit互換のレポートを作成する方法については、ユーザーガイドをご覧ください。

6.強化されたWPFプラグイン

WPFフレームワークは非常に柔軟で強力ですが、自動化したい要素を見つけるのが難しい場合があります。WPFアプリケーションを自動化する方法が刷新されたことにより、次のメリットがあります。

  • コンフィグレーションフリーのWPFオブジェクト認識
  • オブジェクトリポジトリのメンテナンスの容易化
  • サードパーティコントロールのサポートの変更:Infragistics、Telerik&DevExpress

7.Ranorex Studioのスタートページのニュースアップデート

新機能、アップデート、またはRanorex関連のニュースを見逃すことはありません。重要なお知らせは、Ranorex Studioのスタートページで確認できます。どうぞRanorex 7.0をダウンロードして、ご自分の目でお確かめください!

(この記事は、開発元 Ranorex 社 Blog 「7 Reasons Why to Use Ranorex 7.0」2017年4月4日の翻訳記事です。)