データ駆動型テスト実行時、2回目以降でオブジェクト検索時間が増大する【11.3で修正済み】
【本不具合は、Ranorex 11.3で改修されています。】
Ranorex 10.7.2において、データ駆動型テストを実行した際、2回目以降の実行時、1回目ではすぐに検索できていたオブジェクトの検索に時間がかかるようになるという問題が確認されています。
レポートにて、各オブジェクトに対し、以下のメッセージが出力されます。
・ワーニングのメッセージ
Item ‘Repository name’ could be found using its absolute path, but not using its relative path from the cached element of parent folder ‘parerent folder’. This can happen if either the item search timeout is too small or if items within a rooted folder do not share a common parent element. To fix this problem, first increase the item search timeout. If this does not help, create a separate rooted folder for this item or disable caching for the specified folder.
回避策として、親要素のオブジェクトのキャッシュを無効にすることで、2回目以降も通常の時間で実行をおこなうことができます。
1. リポジトリにて、最上位の親要素(“アプリケーションフォルダ”)を選択し右クリック – [プロパティ]を選択します。
2. 画面右側に表示されるプロパティ項目で、[Use cache]の値を[False]に変更します。
3. 変更を保存します。